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1984年、アメリカのグアムにて生まれる。

2歳の時、兵庫県宝塚市に移り、ミュージカルや歌舞伎、バレエなど多くの芸術作品に触れる。

2003年、明治大学文学部文学科演劇学専攻に入学。
級友や教授などに恵まれ、同年11月、「うた咲き、」を演出。
詩の朗読を、言葉と空間の二点に重視し、言葉の分解、ポリフォニーの重視、空間の多様化など独自の手法を使って、テキストとしての詩を舞台芸術へと昇華させた。
この概念は、後の演出表現の大きな柱となる。

その後も、俳優や制作としての活動を経験しながら、「マクベス」等様々な演出作品を発表。

浅沼ゆりあの演劇思想は、公演を重ねるごとに独特の世界観として作品に反映され、好評を得る。

2004年7月には、明治大学演劇学専攻同窓会に招かれての特別上演「うた咲き、」再演を行なう。

2005年、唐十郎等を輩出した「実験劇場」に拠点を移す。
様々な戯曲上演の中で、空間と肉体と言葉の三要素と対峙し、演劇だからこそ出来る事は何かと問い続け、「サロメ」や「火學お七」などを演出。

2006年末、四年間活動を共にした、澄井葵、後藤剛範、尾杉悠、山中彩恵子らと、劇団害獣芝居を旗揚げ。
第一回公演として、「銀河鉄道」を上演。

2007年3月、明治大学卒業。

同年8月に利賀演出家コンクールに参加するなど、現在も精力的な演劇活動を行っている。

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